なんでも屋 神…第一幕
困り果てた大さん達が、一縷の望みを賭けて頼ったのが俺のグループだった。



報奨金は三十万。見つけ次第、もう二度とホームレス狩りをしないと、俺達のルールにより誓わせてほしい。



いつもこの街をぶらついている俺達に目を付けたのだろう。



仲間はそれほど多くなく、俺を含め十三人しかいないが、それぞれに後輩などが居る為、正式な人数は分からない。



だが俺はこの十三人以外を正式なメンバーと認めていないので、そんな事までは関係無い。



犯人は直ぐに見つかった。同じ高校の後輩が二人と無職のガキが三人。一人一人何処かしらの骨を折って、大さん達の前に連れて行き土下座させた。



大さんとはそれ以来の付き合いで、ポリに追われている時や、酔っぱらって家に帰るのが面倒になった時など、よく簡易住宅に匿ってもらったりした。



「大さん、六十で小太り禿の戸籍有る?出来れば直ぐ欲しい。」



「ホームレスは基本的に痩せっぽちが多いから難しいのぉ…だが神君の為じゃったら何とかしよう。」
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