なんでも屋 神…第一幕
それだけ言い残して、真美と共にその空間が消え去った。



「真美!」



…青白い光に包まれた部屋。優しさを惜しみ無く醸し出す空気、横に居る真美…。



「…真美、ごめんな。」



「…気が付いた?神君大丈夫?何処か痛くない?」



陽炎のように見えていた真美の姿が消え、そこには瞼と鼻を赤く腫らした一葉が居た。



「…あれ?一葉?真美は?それに、此処何処だ?」



身体を起こそうとしたが、脇腹に激痛が走り、敢え無く諦めた。



…背中に仄かな温もりが宿る気がした。



状況を把握しようと、動かせるだけ黒目を動かし、部屋を隅々まで見渡す。



白い壁に白いスチールのドア。一葉の横には小さなテレビ。窓から広がる景色に、[安田病院]だと言う事を知る。
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