なんでも屋 神…第一幕
「社会的に一ノ瀬守という人物には死んでもらいます。親類縁者に連絡を取った場合、生死の保証はしません。勿論貴方と奥さんも離婚です。これからは内縁の妻という形になります。娘さんはなるべく母親と親子という形をとりたいですが、それも戸籍が上手く手に入ればです。養子となるかもしれません。まぁ、それでも逃げる価値はあると思いますが。」



一ノ瀬の年齢なら働き口など無いだろう。日給千円で駅前に立ち、風俗のプラカード持ちが良い所だ。



奥さんはどんな形であれ、身体で借金を返済させられる。子供は臓器売買か、変態快楽者によっていたぶられて死ぬかどちらかだろう。





「…分かりました。お願いします…。」





力なく頷く一ノ瀬の姿を見ると、苦渋の決断だったと言う事が見て取れる。



「では明後日の夜に私が動きますので、一ノ瀬さんと奥さんは昼間の内バラバラに家を出て下さい。その際、絶対に携帯電話は家に置いていって下さい。落ち合う場所は二つ県をまたいだ所にあるアパートです。詳しい場所はこの紙を見て、覚えたら焼き捨てて下さい。」
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