ラストゲーム
「美佳ちゃん。これから生きなきゃ駄目だよ。」




高橋夏樹の言葉は、今私が何を考えているのかを見透かしたようなものだった。



全てを終わりにしたい。




私はそう思っていた。




「生きるよ。」




私は、高橋夏樹に最初で最期の嘘をついた。



「ありがとう、夏樹。」



別れ際、最期のさよならを告げた。



本当、あんたは最期までいい奴だった。
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