promise



「…くるみ」



「昨日どうしたの?
いきなり走っちゃって」



「あ、あーごめんね」



「まぁいいけどさ♪」



それより、とくるみは話を続けた。



「昨日寛人と…キスしちゃった」



「へぇ」



「うちキス初めてだから
って言ったら、寛人もで〜」



だって私してないもん。



キスは私の誕生日プレゼント
のはずだったんだもん。



知らないでしょ?



くるみは。



「結婚しようってうるさいの」



「そうなんだぁ」



「あとねあとねー…」



話の中には知らない寛人が
いっぱい、いっぱいいた。



私は早く学校につくこと
ばかり考えていた。



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