双子の記憶!
「だってさ、明後日
世界史のノート提出だろ?」
そ、それが何だって言うの!?
パニックが再発。
『そ、そうだね・・・』
「俺、杉野にノート
借りっぱなしだったじゃん?」
『そ、そうだね・・・』
「杉野のノート
書き落としてるところがあったぜ?」
『そ、そうなの・・・?』
「だから提出する日の前に
返しといたほうがいいかなと思って。」
『そ、そっか・・・。』
あたしは一息ついた。
すると高木くんが言った。
「ってか、面白いね!杉野の反応!」
『・・・へ?』
高木くんが何を言ったのかが
分からなかった。
だって今までの反応は
全て無意識だったから。