彼女が愛した温もり

母の本性



あれからカステラを食べ終わり

コーキに手を握られながら眠りについた


朝になりコーキは仕事に行き

広いリビングに一人


私は寝室に向かい
ベッドに顔をうずめる

まだ温かい

コーキの匂いと温もりが残っている


ほっとする

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