彼女が愛した温もり


立ち上がり帰ろうとした私に

『待ちなさい!!』

ママが大きな声で呼び止める


『あなたはカレンちゃんは
人の幸せをなくすのが趣味なの‥?
あなたのせいで私は終わりよ
母親を傷つけて何がしたいのよ!!』

そう叫んで
ママは床を叩く

大きな音と共にママの白い手が赤く染まる


< 261 / 349 >

この作品をシェア

pagetop