彼女が愛した温もり


『後悔してるんだね‥』

『うん少しね‥』

会いにいけるのに会わないのは甘えてしまうから

迷惑なんてコーキなら受け入れてくれる

ただ、言えなかった

それだけの話

『ねぇ、じゃあ
今その後悔終わらせようよ』

万里子はいきなりそう言って
笑顔で私の手を引っ張り
教室を出る

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