G i f t ~ギフト~
『聖香?か、帰ろうっか?』


「あ?こんな面白い場面見ないで帰れるかって!」


・・・・・・皆様、深々なんですね?


『た、タケル?アンタまであんな、こっぱずかしい事しないよね?』


「・・・ん?聖香が望むならするけど?」


ぎゃぁ~。こいつら・・・完全にバカだぁ。


極度の大バカだったんだ。こいつらは。


「聖香は?やって欲しい?」


タケルは聖香の手を握って聞いてた。


「・・・恥ずかしいけど、思い出にはなるよね?ってか、アンタが出来るわけ?」


「ん~。じゃぁ・・・やる?」


ちょ・・・ちょっとぉ~。


アンタ等までやったら、彼だって火がつくでしょーが!!


『や、やめなって?道行く人の迷惑だからさ?』


私が脇で止めても無駄だった・・・


人の制止をを無視して何やら深呼吸してるタケル。


そんなタケルの姿をにやけながら見てる彼。


それを尻目にヤッシーと美波は・・・


熱い・・・熱い・・・あれをしてた。


見てられない私は端へ移動。


『もう・・・勝手にしてくれよ・・・』


私は他人だ。


あいつらは仲間じゃない・・・


そう心で唱えて。
< 152 / 161 >

この作品をシェア

pagetop