詩人のDNA

砂の遺影

意地悪な天使に蹴飛ばされ

目を覚ませばセピア

自分らしくないと言えば

自分らしくない気もする


確率に満ち溢れた世界で

確実だとか


絶対だとか


甘ったれんじゃねぇ


夢は叶うとか


努力をすれば実とか


甘ったれんじゃねぇ


目の前の天使が不幸を呼ぶか

陰に隠れた悪魔が幸せを呼ぶか


いい奴なのか

わりぃ奴なのか


それすら知らねぇ

甘ったれ


ただ限り無く続く空に

跪き


砂をかき集めて


何かの過去を象った


13才の夏
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