地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


陸の部屋に戻る。



どこかに行ったのか、部屋にはいなかった。



「そのうち戻って来るよね?」



ベッドに腰掛けてテレビを見る。





しかし……


文化祭の疲れと陸の家に来た緊張で


ウトウトしてしまう。



お風呂も入ったから、体もポカポカしてて眠気を誘う。



「…人間……睡魔には、勝てませんもんね」



ちょっとだけ………


と思い、ベッドに横になる。




ベッドは、フカフカで温かく


陸の香りがする。




これが、一番の睡眠薬になり


あたしは眠ってしまった。

















風呂から上がり、部屋に入って杏樹を探す。


「杏…?」




返事はなく、静かなまま



「まさか…」
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