君の声が聞こえる
「雅巳……」
「ごめんなさい。あんな事言うつもりじゃなかったの。本当にごめんなさい」
俯いて謝り続ける雅巳の姿に私の心は張り裂けそうだった。
もし、私の心臓を取り出して雅巳と交換できるのならそうしてしまいたいとさえ思った。
それで雅巳が生きていてくれるなら私はここで死んでしまっても構わない。
抱きしめた雅巳の体は細くて今にも折れてしまいそうだった。
こんなにか弱い体にどれだけ大きな強い意志を秘めているのか私は知っている。
雅巳は私に抱きしめられながら「私、お母さんの子供に生まれてきて良かった」と何度も何度も呟いた。
「私のこの子も私の子として生まれて来て良かったって思ってくれるかしら……?」
育ててあげることも出来ないのに、と続けなかったのは雅巳の理性が働いたのだろう。
それでも私は雅巳の心の声を聞いた。
雅巳の言葉に私は抱きしめる腕に力を込めた。
私こそ雅巳が私の元に生まれてきてくれた事を心から感謝している。
あの時、雅巳は死に恐怖したのではない事を私は知っている。
雅巳は睦月君やまあちゃん、そして良枝ちゃんと別れる事を心から悲しんだのだ。
「ごめんなさい。あんな事言うつもりじゃなかったの。本当にごめんなさい」
俯いて謝り続ける雅巳の姿に私の心は張り裂けそうだった。
もし、私の心臓を取り出して雅巳と交換できるのならそうしてしまいたいとさえ思った。
それで雅巳が生きていてくれるなら私はここで死んでしまっても構わない。
抱きしめた雅巳の体は細くて今にも折れてしまいそうだった。
こんなにか弱い体にどれだけ大きな強い意志を秘めているのか私は知っている。
雅巳は私に抱きしめられながら「私、お母さんの子供に生まれてきて良かった」と何度も何度も呟いた。
「私のこの子も私の子として生まれて来て良かったって思ってくれるかしら……?」
育ててあげることも出来ないのに、と続けなかったのは雅巳の理性が働いたのだろう。
それでも私は雅巳の心の声を聞いた。
雅巳の言葉に私は抱きしめる腕に力を込めた。
私こそ雅巳が私の元に生まれてきてくれた事を心から感謝している。
あの時、雅巳は死に恐怖したのではない事を私は知っている。
雅巳は睦月君やまあちゃん、そして良枝ちゃんと別れる事を心から悲しんだのだ。