禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
教室に入ると、英里奈と晴沢が一番驚いた顔をして固まった。



「おはよう。」



あたしから、笑顔で挨拶して。



「ど…どうしたの?大丈夫?」



金魚のように、口をパクつかせてる英里奈。



「うん。もう、自分の中でケリがついたから。」


「無理してないか?本当に、大丈夫なのか?」



顔を覗きこみながら、晴沢は心配そうな顔してる。



「大丈夫!!メール、ありがとう。嬉しかった。」



ニッコリと微笑んだ。

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