禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「奏凛ちゃんが初めてだよ。異性でこの部屋に入れたの。」

「そうなんだ…。なんで?」



上の空だけど、会話にはなってる。



「プライベートは見せない主義なの。」


「だから茶室なんだ。」



ボーっとしながらも、突っ込みは健在。



「まあね…。」



宮埜も苦笑い。



そのまま、あたしは何も話さなくなって。



何を話していいのか。



頭の中は真っ白。



「さっき、神楽に電話したよ。」



急に宮埜が口を開いた。



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