メロディ


「‥‥‥あ‥」


赤くなっていく頬。



あたしは恥ずかしくて
黙ったまま下を向き
自分の席についた。



「‥‥‥かーわい」


「え?」



あたしが聞き返そうと
顔をあげると、
となりの席の男の子は
満面の笑みで。



「俺が友達第1号ね!
よろしくね、萌」



なんて言いながら、
手を差しのべてきた。



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