DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
願いをかなえるために手を貸した。
今やミカエルは、ウリエル、ガブリエル、ラファエルをも越える能力を手にしている。
アイアン・メイデンとして、強大な力を手にした守護天使は、それと引き換えに普通の人間としての生活を失う。
普通の少女ならば立つことの無い戦場で、武器をふるう。
普通には生きられない。
特殊な立場は、時には孤独ももたらす。
だからこそ、同じ身の上の自分達には絆があるはずだと、誰にも入れないほどのつながりがあるのだと思いたい。
だが、現状は……
願いとは裏腹に、最も近い存在になるだろうと思ったミカエルにはどうやら避けられているように感じてならない。
何故だろう?
似ていると思ったのに。
同じように思ってくれるのだろうと思ったのに……
どこから違ってきたのか?
性能の差なのか?
唯一の完成型のミカエルは、実験段階で作られた自分達とは違うモノが見えるから?
感じ方が違うとでもいうのか……