DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
(―3―)







ジュード……



ジュード……





深い眠りの中で、ジュードは自分の名を呼ぶ声を聞いていた。

今も思い出せば胸に痛みを残す、あの少女のものではない。

また別の……幼い少女の声。

かわいらしく、高らかな歌うような声。

なのに、何故かその声はその聞いたままの軽やかなイメージとは程遠い重苦しい感覚でジュードにのしかかる。

確かに聞き覚えはあるのに。

それが誰だったかは思い出せない。

記憶を失う前に聞いた声だったのだろうか?

深く深く封じ込められた、遠い記憶。

そこに答えがあるのだろうか?


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