DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
「ジュード!!」
耳元で大きく名前を呼ばれ、ビクリと肩を震わせ目を覚ますと。
そんなジュードに驚いたのか、目を丸くしたミカエルの顔が視界に飛び込んできた。
「……なんだ、おまえか」
ベッドに腰掛け自分を覗き込むミカエルを見上げると、溜息を吐きながらそうジュードは呟いた。
「だから、なんだって何よ。いつもいつも失礼ね」
ミカエルはジュードの台詞が不満だったのか、頬を膨らませてフイ、と横を向く。
金糸の髪が揺れ、そのはずみに長い髪の毛先がジュードの頬を軽く打った。
「いや、違う」
苦笑混じりに身を起こして、ジュードはミカエルの頭をポン、と軽く叩くと
「おまえで……ほっとしたのさ」
そんなことを言う。
意外な台詞にミカエルは再び目を丸くした。
「……何か変なものでも食べた?」