DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
(―2―)
「くっ……そ!!」
何度目かに振り下ろした鎌も、虚しく空をきり、ウリエルは舌打ちをした。
標的を失った鎌の切っ先は再び通路の壁を抉る。
何度もそんなことを繰り返したので、この辺り一体の通路の壁はほぼ破壊されてしまい、着地どころを間違えれば、城壁の下へ真逆様だ。
けれども標的は着地を見誤ることなく、ひらりと通路の淵に舞い降りる。
先ほどから少しの反撃もせず、ルシフェルはウリエルの攻撃を避けるのみ。
何を考えているのか?
相手の意図が読めないことと、繰り出す攻撃が難なくかわされ続けていることに加え、静かに投げかけられる視線が、どこか憐れまれているような気がして……
それがウリエルの苛立ちを更に刺激する。
「なあ。あんたも抜けよ。背中の奴はおもちゃじゃないんだろう?」
苛立ちを噛み締めながら、ルシフェルの背にかけられたままの巨大な武器をあごでしゃくる。
「くっ……そ!!」
何度目かに振り下ろした鎌も、虚しく空をきり、ウリエルは舌打ちをした。
標的を失った鎌の切っ先は再び通路の壁を抉る。
何度もそんなことを繰り返したので、この辺り一体の通路の壁はほぼ破壊されてしまい、着地どころを間違えれば、城壁の下へ真逆様だ。
けれども標的は着地を見誤ることなく、ひらりと通路の淵に舞い降りる。
先ほどから少しの反撃もせず、ルシフェルはウリエルの攻撃を避けるのみ。
何を考えているのか?
相手の意図が読めないことと、繰り出す攻撃が難なくかわされ続けていることに加え、静かに投げかけられる視線が、どこか憐れまれているような気がして……
それがウリエルの苛立ちを更に刺激する。
「なあ。あんたも抜けよ。背中の奴はおもちゃじゃないんだろう?」
苛立ちを噛み締めながら、ルシフェルの背にかけられたままの巨大な武器をあごでしゃくる。