DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
気付いたルシフェルは目を伏せ、呟いた。
「……できるなら、抜きたくない」
そして意を決したかのように顔を上げ、ウリエルへ真っ直ぐに視線を合わせ、言った。
「争いにきたわけじゃない。その武器をひいてくれないか? わたしは……ただ……無くしたいだけなんだ」
「は? 何言ってんだ?」
「無くしたいから、来たんだ」
ルシフェルが何を言ってるのか分からず、ウリエルは眉根を寄せる。
無くす?
何を?
こいつは何を言って……
大鎌を強く握り締め、再び構えへ移そうとするウリエル。
それを制すかのように、凛とした声が響いた。
「全ての争いを。戦争を、終わらせたいんだ」