DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
「……は?」
一瞬、目を丸くして動きを止めたウリエル。
力が抜けたかのように、構えていた大鎌が、じゃら、と音を立ててほんの少し下げられた。
それを見たルシフェルは言葉を繋いだ。
「王と、話をしたい。こんなこと何時までも続けても……人が沢山死ぬだけだ。何も得るものなんてない。殺すから、殺される。どこかで終わらせなきゃ……いつまでたっても終わらない」
次第に顔を俯かせていくウリエル。
「傷つけるための道具を捨てて、話し合うこともできるはず。王に進言したい……だから……」
だが、その肩が小刻みに震えをおびていくのに気付き、ルシフェルは言葉を絶った。
かすかに、聞こえた。
くぐもった笑い声。
それに、困惑の表情を浮かべたルシフェルの前で、ウリエルは俯かせていた顔をがばっと上げ、大きな声で笑い出した。