DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
崩れた城壁の上に、響く笑い声。
ひとしきり笑った後、ウリエルはにやりと笑みを張り付かせ
「……ばっかじゃねえ」
挑戦的な目でルシフェルを見上げた。
「この国に王なんてもういないよ。それに……傷つけるための道具を捨てる?」
それを口にして、再び可笑しくてたまらないといったふうに笑みで顔を歪め、喉を鳴らす。
「……何言ってんの。えらい矛盾だね」
じゃらり。
今度は更に高々と構えられた大鎌。
その黒い切っ先が、日の光を浴びて異様な輝きを見せた。
「僕に、それを言うの? 僕も……それにあんた自身その最たるものだというのに?」
灰色の瞳が、赤く偏光していくのを見つめ、ルシフェルの顔色が曇る。
「笑わせないでよ。自分だって、殺したくせに!!」
瞳の変色が何を意味するか。それをルシフェルは知っている。
――戦闘モード
振り上げられた鎌が、先ほどより更にスピードと、重みを増して、叩きつけられた。