DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
「兵器のくせに、悟ったようなこといって聖人面なんて……気持ち悪いんだよっ」
遊びモードはもうやめだ。
「ぶっ壊す」
吐き捨てるように言って、ウリエルは大鎌を両手に持ちなおした。
「そう……」
ルシフェルは溜息混じりにつぶやき、柄を握る手に力を込めると
「道を阻むなら、引いてもらうしかない。わたしも、もう、逃げるわけにはいかないから」
ゆっくりと背中の鞘に収めたままだったソレを引き抜く。
現れた黒味を帯びた巨大な刀身。
それを見て、ウリエルはごくりと、喉を鳴らす。
身の丈と変わらぬほどの巨大な剣を、ルシフェルは細い腕で難なく引き抜き、身体の前に斜に構えた。
再びざわつく感覚を押さえ込むように、ウリエルは無理やり笑みを作る。
「本性あらわしたね。そうさ……あんたも所詮兵器なんだよ!!」
そして、腕を振り上げ、地を蹴った。