DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>


「逃げんなよっ!!」

思い切り振り下ろした大鎌。

今度は確実に……

脆い土壁とは違う、固い、確かな手応えが、刃を通してその手に伝わった。




しかし




「なん……なんだよ」

刃を交えた瞬間に感じた違和感。

それを確認すべく、確かに重なった刃先を改めて見やったウリエルは、その違和感の正体に気付き、眉間を歪めた。

「何だよ、その剣っ!!」

押し込もうとした刃先が、ルシフェルの剣に弾かれる。

その反動の強さに体がぐらつきそうになるのをこらえ、強引に弾かれた鎌を引き戻して再度叩きつけ、ウリエルは叫んだ。

「なめてんの……かよっ!!」

振りかぶりが甘かったとはいえ、激しく叩きつけた刃をまともに受けながら、かすかな振動しかみせることなく行く手を阻む剣を睨みつける。

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