DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
(―3―)
波打つ鎖の揺れが次第に大きくなっていく。ウリエルの足の周りに円を描くように、次第にその長さを伸ばしていく鎖。
良く見れば。
何時の間にか、ウリエルは柄を握っていたうちの片方の手をずらして鎖へと絡ませていた。
絡ませたその手から、黒い影が纏わりつくように鎖に伝っている。
「まずいな……」
目を細めてその様を見守るファーレンの背後から
「隊長、どんな様子ですか?」
一人で様子を見てくるから待っていろと指示されたとおりに、階段の下の方で待機している兵士の声。
それに振り返り
「いや、なんでもないよ」
そう小声で返し、まだ待機するようにと手で制して、再び階段入り口の壁越しに外の様子へと目を走らせる。
波打つ鎖の揺れが次第に大きくなっていく。ウリエルの足の周りに円を描くように、次第にその長さを伸ばしていく鎖。
良く見れば。
何時の間にか、ウリエルは柄を握っていたうちの片方の手をずらして鎖へと絡ませていた。
絡ませたその手から、黒い影が纏わりつくように鎖に伝っている。
「まずいな……」
目を細めてその様を見守るファーレンの背後から
「隊長、どんな様子ですか?」
一人で様子を見てくるから待っていろと指示されたとおりに、階段の下の方で待機している兵士の声。
それに振り返り
「いや、なんでもないよ」
そう小声で返し、まだ待機するようにと手で制して、再び階段入り口の壁越しに外の様子へと目を走らせる。