DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>


表情を変えず淡々と話すアレックスの顔を見下ろし。




そう、だからこいつが気に食わなかったのだと……




ボルグは改めて思う。

入隊式で目にした、試合の時のアレックスの表情。

何が起ころうとも変わることの無い……顔色。

人間らしさに欠ける得体のしれなさに、生理的に受け付けなかった。

アレックスのことは入隊前にも、他の一般兵が話しているのを何度か聞いたことがある。

その話は、時に首を傾けたくなるものもあった。

だが、実際に目にするアレックス。

この男なら、そんな話もうなづける。


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