DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
けれど根っからの悪人ではなかったと思う。
その仕事振りとは裏腹に、いつもどこか寂しげで悲しげな目をしていた男。
そして少女が男に懐いているのは一目で感じ取れるほどだったから。
少女を死に至らしめたのは男の仕業ではないだろう。
だが……裏世界に生きざるを得ない男のその素性ゆえに巻き込まれて命を落とした。
そうではないかとガーフィールドは思っている。
そう、巻き込まれた。
普通に生きていこうとしても、困難な時代に生きている。
それほどに国は混迷している。
真っ当な場所から外れて行動しようとすればそれは尚更に困難を極めるだろう。