DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
そんな風に姿を消しておいて。
しかもとんでもない置き土産までして。
音沙汰一つよこさなかったくせに……今更突然現れて、年寄りを驚かせるなんて真似をするなど、本当にとんでもない。
ここはまず小言のひとつも言わねば気がすまないというものだ。
気を取り直し口を開きかけたガーフィールドだったが
「世話をかけた……すまなかったな」
小言を言うより先に頭を下げられてしまった。
本来頭一つ程高い位置にあるはずの相手の頭頂を目の前にしてガーフィールドは言葉を失うしかなく、勢いをそがれ、肩の力が一気に抜けていく。
「……ったく、お前さんって奴は……」
小言の代わりに出た溜息交じりの言葉に合わせて、ゆっくりと目の前の頭が上がる。
そして男は、目線の高さは変えずそのままガーフィールドと視線を合わせ、尋ねた。
「リエルは……今どこにいる?」