D U S H ! !



好きで好きでたまらなくて、…

こんなに好きになったのって、いつぶり?

ていうか、一目惚れって、初めてした。


俺は決して格好良くはないし、女の子と付き合ったことも告白したこともない。

だけれど、そんな俺を動かす程、彼女には魅力があった。



「ヤマト~。テストどうだった」

昼休み、シュートが俺の机にやって来た。

俺は勿論、解けるはずもなく、『多分欠点並だと思う』と答える。


「オレもやばかった。でもさ、実は今日デートだからそんなんどうでもいいんだな~」

にやにや。


シュートのそんな顔を見るのは、約1ヶ月ぶりだ。

俺もそんなふうになりてーな。


ちょっと羨ましく思ってた。



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