D U S H ! !



「えー、君達も居るの」

すぐ横を見た彼は、すぐに俺達に気付いた。


「居て悪かったすね」

またも戦闘態勢。
しゃんと戦える訳じゃないけど。ははは。


「亮太郎さんの先輩が経営してるライブハウスってココだったんだ。へえーなんか広いなあ」

大王ってば、俺をシカト。
全く腹が立つぜ。


「ねえ、ハナコちゃん。川口さんに会わせてくれない?」

「…」

「ね、ハナコちゃん」

「…」

「なんで無視するんだよ~」


それは彼女が『ハナコちゃん』じゃないからで。


「おーいユカー!すまんけどこっち来て雑用してくれねえかー!」

「も、もしかして川口さんですか?!」

「ああ、そうだけど。」


見事におっちゃんと遭遇。

そして「ユカ」という本名もバレた。


「ハナコちゃん。ハナコちゃんはハナコちゃんじゃなくてユカちゃんだったんだね」


この人は常に酔っ払いなテンションなのか?

もしかして昼間っから飲んでる?


「それでですね、」


そう言うと彼は何か話を切り出した。



「今度のmusicmagazineフェス、俺達のバンドの後ろだてしてくれませんか?」



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