D U S H ! !
「え、なんでオレたちなんですか」
「ていうか先言ってくださいよ心の準備が」
「ひゃほーい!優勝すればこれって賞金100万じゃなかったっけ」
「え、そうなの?でも突然過ぎだろ」
「別にいいじゃん。このオレが居れば優勝はヒツゼン!」
「…ナルシスト出たー」
「ちょっといいですか」
大王が、地の底に堕ちたみたいな顔で言った。
そうか、この人は、出られないんだ。
「なんでこいつらなんですか?galaxyでのあの演奏。確実にあの中で一番下でしたよ」
大王が、「憎悪」と顔に書かれた大王が、おっちゃんにそう尋ねた。
「お前、年上だからって調子乗「鮎川。」
調子乗ってるのはお前の方だろ、鮎川。
「…確かに、荒削りなのはわかってる。でも、こいつらは『下手くそ』じゃない。」
まつげのほぼないおっちゃんの目の奥に、俺達が映っていた。
「ハラのドラムを聴いたか。カイジのベース音を聴いたか。鮎川のギター音を聴いたか。ヤマトの、あの“声”を聴いたか。きっとお前達のバンドより、心を掴むものはあると思うぞ」
「……。それはオレ達の演奏を聴いてから言うもんでしょ。聴いたこともないくせにそれはおかしい」
「聴いてるぞ。お前達の歌。」
???