D U S H ! !



「今からプレゼント買いに行くって?」

「そう!お願いついてきて!まだユカへのクリスマスプレゼント買えてないんだ」



冬休み1日目。

たった10日の休みだが、もち食べてギターかき鳴らしてシャウトする予定でいっぱいだ。


「なんでオレが行かなきゃいけねえんだよ。ヤマト一人で行けばいいじゃねえか」

「何買えばいいのかわからないんだって。お願い!」

朝8時。カイジに電話をした。
ハラくんはそういうのウトそうだし、鮎川は…今喋られないし。
頼むのは15歳6カ月で彼女をゲットした(過去形)、しっかりしたカイジしかいなかった。


「女子の好みは女子が一番わかるだろ。お前女友達居ないの?」

「居ない!」

「……。オレらの中で一番女女してるのは誰かといえば完全に鮎川だろ。鮎川に頼めよ。」


そうか、カイジは知らないのか。


「…実は、けんかしまして。鮎川にだけは絶対頼めません。」

「はあ?!こんな時期に喧嘩?馬鹿じゃねえの」


ハイ、馬鹿です。

けなされて当たり前です。

だけど、俺が悪いんじゃない。

「楽器ごとき」っていう考えの鮎川がおかしいんだ。


「…とりあえず。謝って、ナルシストのナルシスト趣味でネックレスでも買ってこいよ。」

「マジで無理だって!カイジ、ほんとにおねが…って。切れたし」


マジかよ。どうしよう。



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