D U S H ! !



三次審査が終わった次の土曜日。

俺達はDASHEDfc-に集まった。


今まで走りすぎてヘトヘトだったから、息抜きとして今日はココで知り合いになったバンドのライブに参戦することになっている。


「今日ユカちゃんは?」

ハラくんがそう言い辺りを見回した。

「今日はバイトないんだってよ。軽音部の友達と遊ぶらしい」

「へえ。軽音部かあ。オレちょっと入りたかったんだよな」

“軽音部”に反応したのはカイジだ。

夕暮れの音楽室でベースを弾くカイジ。

か、格好良い…


「うちにもあるでしょう、軽音部。なんで入らなかったの?」

鮎川がそう聞くと、カイジの顔が青ざめた。


「いやあ、ちょっと、先輩に目ェ付けられてたから、無理だろうな、入んのは」

カイジなら付けられそうだ…



「でもその先輩って、女子なんでしょ?」

ハラくんが呟いた。
いや…俺と鮎川に教えてくれた、っていう感じ?

「「うっそ!!」」

「…ハラ~」

「ははは。怒られちゃった」



< 281 / 346 >

この作品をシェア

pagetop