D U S H ! !



あの薄汚れた服の髭おじさんがオーナーだなんて…


すぐさま俺たちは椅子から立って、挨拶。


「よく練習室使わせてもらってます」

「あ、こないだのライブもきました!」

「これからも結構来させてもらうと思うんでよろしくお願いします」


「ははは、そんな堅苦しい挨拶は止めて、何、バンド名だっけ」

「ハイ。この4人でバンドやってるらしいんですけど、バンド名が決まってないらしくて」

「おれが決めてもいいの?」


「…はい!特に希望もございません!」


じゃあ―

手をあごにあてうーん、と一言呟くと、おっちゃんはパっと目を見開いた。



「DASHはどう、DASH!!」





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