D U S H ! !
翌日の、朝10時。
部屋着に使っているTシャツに、スウェットのハーパンをはいて、俺は鮎川の家に行った。
少し道を間違いかけたけれど、彼の家の近くまで行くとでかいその城が見えたので、楽勝楽勝。すぐに着いた。
確かに、あの古い中学と比べてみると、かなり大きい。
何故こんな土地に家を建てたんだろう。
そんなことを思いながらインターホンを押すと、すぐに鮎川の母親が出た。
「あらヤマトくんね。皆はもう来てるから、入ってらっしゃい」
すると、ウィーン、と機械の音がして、黒い門が開く。
「じじ自動…」
昨日は手動だったのに…
流石だなあ、一度でいいからこんな家に住んでみたいや。
そう思ったのも束の間、俺はデカイ家ゆえの苦労も知ることとなる。