空の上からの
針が動いた。
ずっと止まっていた針がようやく
静かに動き始める。



「楓!未宮に中村さんのアドレス聞こうか?」


「…」


「楓って中村好きなの!?」


俺は昌樹を睨む
昌樹は頭をさげて静かになった


それより
俺は和樹の質問に戸惑っていた。

今更あの子は俺に構うだろうか。
もう嫌いではないだろうか
最初から嫌いだったのでは?


無駄な事まで考えてしまう。
不安がよぎる。


「楓?」
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