理想と現実の間に




後ろには、夜になれば夜景が綺麗だと
恋人達に人気のスポットがある山が広がっている。



大きな山をバックに、私はそこに座り夕日を見ていた。



小学生ながらに、ゆったり流れる時間を感じていて、自分の存在を不思議に感じていたりもした。



そんな時間が寂しいわけでも嫌だったわけでもない。



むしろ大好きな時間だった。





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