華の恋
「さっきまで会ってたんだよ。じゃあな」
あきれた顔でそう言い帰っていった。
そっか。
帰り道に華恋とぶつかっちゃったんだ。
「華恋ちゃん、突っ立てないで
こっち座りな」
「あっ、でもさっき食べてきたから
お腹空いてないよ」
「じゃあ餃子は?なんか食べってよ」
顔の前で手を合わせるおじさん。
「う~ん…じゃあ、ちょっとだけね?」
「了解っ!」
元気よく返事をして調理にとりかかる
おじさん。
ここは勝ちゃんの家のお店でこの人は
勝ちゃんのお父さん。
「はい。華恋ちゃんお水」
そしてこの人が勝ちゃんのお母さん。
昔から1人ぼっちだった華恋のことを
面倒見てくれた人達。
すっごく優しくて本当の両親みたいに
したってる。
「ありがとうおばさん」
「それよりストーカー?
怖かったわね~?何もされなくて
本当に良かったわ」