+゚☆月夜の舞姫☆゚+【短】
「お前に会う為に、この国で暮らしていたんだ。いつかお前にプロポーズするつもりだったが、ずっと父上に許して貰えなかった……。だけど、まさかお前が姫だったとはな。お陰で、父上も納得してくれた」


楽しそうに笑うアレンを見て、リリーの顔も綻(ホコロ)びました。


「ねぇ、アレン」


アレンは微笑みながら、リリーを見つめました。


「これからは、ずっと一緒にいてくれる?」


「あぁ、もちろんだ」


アレンは、優しい笑顔で頷きました。


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