至近距離恋愛 -Hero-
午前中は川で遊んで、昼食は山道を抜けた先のファミレスで済ませた。


帰りは何度も寄り道をして買い物をしたり、ゲームセンターに寄ったりした。


しっかり遊んだあたし達が帰宅した時には、辺りは真っ暗だった。


「つっかれたぁ〜!」


家に帰った途端、勢いよくソファーに倒れ込んだあたしを見て、雷が楽しそうに笑った。


「でも、楽しかったやろ?」


「うん!」


あたしは迷う事無く笑顔で返事をしてから、ふとある事を思い立ってキッチンに向かった。


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