続!イジワル王子とお姫様
いや……それはそれで。


『するから』って言われて、構えて待ってるのも、緊張するし。


ナツキくんが私にキスして、そのまま終わりそうな気がしない……。


前に、杏や銃士くんたちと旅行に行った時だって、


外だったのに、胸触ろうとしてきたしぃ。


「……やっ、やっぱり帰る。ゴメンなさい、ナツキくんっ!」


パッと立ち上がり、逃げ腰の私。


カバンを持って部屋を出ようとすると、うしろから手を引っ張られた。


「……ちょっとからかい過ぎた。

ゴメンな、もーちょっとココにいて」


振りむくと、ナツキくんはちょっと寂しそうな顔で笑っていて、


そのまま私の手を、キュッとにぎる。


胸が、キュウッと締めつけられて、苦しくなった。




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