続!イジワル王子とお姫様
「う……うん」


これからなにかが起こりそうな予感。


さっきは逃げたけど、今度は……逃げないよ?


トクトクと少しずつ早くなる鼓動を胸に感じ、息をするのも忘れそうになる。


まっすぐに私を見つめるナツキくんの瞳を、私も見つめ返した。


ナツキくんは愛おしそうなモノを見るような表情をして、私の頬に手を触れる。


指で、頬にかかった髪をのけてくれて、少しずつ近付くナツキくんの顔。


ナツキくんの瞳に映る自分の姿を確認してしまい、クラッとなった。


うっ……緊張でもう、見てられないや。


私は思わず、ギュッ! と目を閉じた。







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