続!イジワル王子とお姫様
「きっ……キャーッ!!!!!」


私の心の声と同時に、体育館内に響きわたる女の子の黄色い声。


「……んっ……ぅ」


甘い口付けに、頭がトロけてきそう。


ナツキくん、お構い無しに、キスを続けてくる。


そのうち、ステージから音楽が聞こえてきて、


メンバーが叫ぶ声が聞こえてきた。


「ナツキと桃香ちゃんのために歌いまっす!

“キミだけが好き”」


瞳を閉じて、何度も何度も重ねられる唇。


熱いキスが


……止まらない。







< 363 / 393 >

この作品をシェア

pagetop