手を繋いで…
『コーラでえっかな?』

『うん』

『今日 何時までおれる? 』

『うん……』

??

『さっきから うんて返事ばっかで 答えになってへんぞ』

『うん』

この後…何が起きるんやろ?

覚悟決めなきゃな…

そんな妄想でいっぱいになる美奈子

『お前 何 考えてんねん。エッチィなこと 今 妄想してるやろ?』

ありえる…
真はいっつも
"突然"やから…

『なぁ 美奈子…俺な 高校出たら 美容師なろう思ってるねん。はよ親 楽させたいしな』
『格好えぇ 技術ある美容師なれたらえぇな』
『美奈子は?』
『うちは 中学の先生かな。今はねチビんときは 歌手になりたかってんけど現実の顔は無理やしな』

二人は真面目に将来の夢を語りあった

『俺…お前を大事にしたいねん』

いきなり 始まった…
真節が始まる

『ヤレル女なんて山ほどいてる…ケド お前は違うねん。今から お前を押し倒すことなんか 簡単や…けど大事にしたいから 俺 我慢する…』


『うちな まだ 最後までしたことないねん。大好きでこの人て人にあげたいねん。今時おかしいやろけど 決めてんねん。やから 今まで 蹴り入れて まぬがれてきてん。アハハ』

そんな美奈子を真は
抱きよせた

耳元で そっと呟きながら …

俺がおもてた通りの女やな…俺についてこい

そして 真は
キスをした…


はじめてのキス…

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