君に捧ぐ‥



―――…



快晴。

今日は体育祭です。




新か凪ちゃんか、はっきりと決めないといけない日…



「林檎ぉ……どうしよう…」


「雛が遅かったっていうのもあるよ?自分の責任なんだから。」



「そんなぁ……」



「このまま新たちに決めてもらうっていうのもいいんじゃない?どっちも好きなんだし。」





どっちも“好き”かあ…




『それでは、これより第39回体育祭を行いたいと思います!』



ワァー…




この言葉を合図に、あたしの運命を分ける瞬間がスタートした。










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