LOVE or LIKE
薄暗い天井に、シャンデリアが輝いている。


その輝きは、目映い程で。


しかし、どこか儚げでもあった。


『この出逢いが運命だとはっきり言えたなら。

私は、自分の思いのまま、真っ直ぐに突き進めるのに』


携帯電話のバイブ音が、何処からか聞こえる。


音をたてぬように、ゆっくりと動く人影。
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