Love story's
今日は大好きな人の働いている姿が見れるんだって、朝からずっと楽しみにしていた。


だけど…


今、すごく後悔している。


ここに来た事…。


「ねぇ、雷君♪この後、暇?」


カウンターの椅子に座っている女の子は、頬杖を付きながらカウンターの中にいる雷に訊いた。


「ねぇ、雷君ってば〜!」


「俺、仕事中ですよ……」


カクテルを作っていた雷が、困ったように笑う。


そんな二人の様子を、あたしは少し離れた席で見ていた。


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