※ご主人様は完璧王子?※
そんな浅はかな奴らに本当の俺なんて見せれるわけねぇだろ?
だから俺はこの学校では出来るだけ誰とも関わらないようにしようとしてた。
相手が関わってくるならまだしも自分から関わりを持つなんてまっぴらだった。
でも………
初めてアイツを見たとき、俺は………
※関わりたい※と思ったんだ。
なんでもいいから手に入れたい、と思ったんだ。
この俺様にそこまで思わせたのが、ただのその辺にいるちょっと可愛いだけの女なんて……笑っちまうよな……
でもその思いはどんどん強くなった。
メイドとして手に入れても駄目だった。
もっと、もっと全部を手に入れたくなったんだ。
あぁ…………こんな俺、初めてだよ……。
なんなんだよこの感情は………
俺はもう一回頭をかきむしると自分の部屋からリビングへと出た。
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