※ご主人様は完璧王子?※




時計を見るともう朝の7:30。


いつもの起床時間よりもだいぶ遅い。

アイツはもう行ったんだろうな……


そう思いながらソファーに腰掛けると小さな折り紙が目に入った。
幼稚園児でも折れる、簡単なチューリップがちょこんと机の上に置いてあった。



何気なく開いてみるとなかには小さく、どこか子供っぽい字で

【ちゃんと「召使の規則」覚えたよっ!!
あと、弥生ちゃんと約束したから先いくね♪

授業遅れるなよ〜(*^_ ’)】

とかかれていた。
思わず口元に笑みが広がる。



こんなに自然に笑うなんてアイツと出逢うまでほとんど無かったんじゃないか……?






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